LIGHT Sheer DESIRE
少し前までは医療用脱毛レーザーといえば、アレキサンドライトレーザーが主流でした。
アレキサンドライトレーザーは脱毛効果が高く、
短時間で施術できるが、痛みが強いことが欠点でした。
そこでアレキサンドライトレーザーと同様の効果を持ちながら
痛みが少ないダイオードレーザーで脱毛する方法が開発されました。
ダイオードレーザーを搭載した脱毛器にもいろいろな機種があり、
ライトシェアは、アメリカのルミナス社の医療レーザー脱毛機です。
世界で初めて米国FDA(Food and Drug Administration/米国食品医薬品局)に
永久脱毛機として認可を受けたダイオードレーザー脱毛機の最新機種です。
<脱毛のメカニズム>
レーザー脱毛とは、皮膚や毛髪に含まれるメラニンに対してレーザーを照射し、
光エネルギーを熱に変換させることによって、
毛髪を再生させる組織を破壊する方法です。
毛には毛周期というサイクルがあり「成長期」「退行期」「休止期」の3つの期間で形成されています。
・成長期:毛が成長する期間
・退行期:毛が成長を止め毛が抜けるまで期間
・休止期:毛が抜けてから、新たに成長を始めるまで
毛髪の再生を促す細胞は、成長期に活動しており、休止期・退行期にレーザーを照射しても、細胞を破壊することはできません。
そのため休止期の毛を脱毛するために、複数回の施術が必要となるのです。
<ライトシェアのメリット>
レーザーと照射するためのヘッドに冷却装置が搭載されており、肌を冷却しながらレーザーを当てるので、高温のレーザーを当てても、痛みを感じにくく、やけどのリスクも少なくなっています。
VIO、顔のうぶ毛にも最適です。
吸引システムをもつハンドピースでは、ジェルを塗る必要がありません。
皮膚を吸引して伸ばし広げることで、レーザーが皮膚に含まれるメラニンへ吸収されるのを防ぎ/、ターゲットの毛に対して効率的にエネルギーを加えることができるため、今までよりも少ない出力でもより効果を発揮できるようになります。
さらに、皮膚へのダメージを最小限に抑えることができるうえ、照射面積が広いため、最大で施術時間を1/4に短縮することが可能です。
<施術間隔について>
ヒゲなどのように、毛の周期が早い場所の施術に関しては、2週間程度の間隔をあけて処理を行います。
毛の周期が遅い場所の施術に関しては、1カ月以上の間隔をあけて処理を行うと効果的です。
吸引アシスト機能
ライトシェアクアトロで使用するハンドピースのひとつ「HSハンドピース」では皮膚を吸引しながらレーザー光を照射する「吸引アシスト機能」を搭載しています。
皮膚を吸引することによって痛みが大幅に軽減され、広範囲の面積を短時間で施術可能です。
また、吸引によって得られるメリットは照射ターゲットの毛や毛包までの距離が縮まることだけではありません。皮膚が伸展されることで表皮メラニンの密度を減少させたり、血流を遮断することで競合する酸化ヘモグロビンへの反応を抑えることもできます。
〈治療の流れ〉
①医師の診察
医師が脱毛を希望される箇所のご希望をうかがい、患者さまのご希望を伺っ
た上で、患者様に合った効果的な治療プランをご提案致します。
その際に、ご予算や通院回数、術後の経過などについてもご説明します
ので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
②施術
施術部位にレーザーを照射していきます。治療時間は部位によって異なりま
すが、両ワキの施術で約5〜10分となります。施術内容によっては
麻酔クリームを使用し、痛みも緩和できますのでリラックスして
お受けください。(麻酔クリームを塗って、30分ほどお待ちいただきます)
③肌チェック
レーザー照射後はお肌が敏感な状態ですので、お肌に赤みが出ていないか
等、チェックをします。必要な場合はクーリングをおこない、炎症を抑える
クリームを塗り、終了となります。
④終了
当院ではアフターケアも含め、一人ひとりの患者さまに適切なトータル
ケアアドバイスを行っております。
しっかりと治療効果を出すためには、適切なアフターケアが重要です。
施術後に何か気になることがございましたら、電話またはメールでお気軽
にご相談ください。
〈禁忌症例〉
・心臓疾患・出血性疾患のある方
・妊娠されている方(可能性がある場合も含む)
・悪性腫瘍および、悪性腫瘍の病歴のある方
・HIV感染の疑いのある方
・飲酒、衰弱の激しい方
・過度の日焼けをされている方
・光感受性の強い方
※飲み薬・塗り薬を使用されている場合は、施術前に必ず伝えてください。
〈副作用・リスク〉
医療レーザー脱毛で起こる主な副作用・リスクは肌トラブルです。
それぞれの肌トラブルについて、症状・原因・予防法・対策を紹介いたします。
炎症・赤み・ヒリヒリ感
症状
照射部位に赤み・ヒリヒリ感を感じます。多くは一時的なもので、数日程度で軽快します。
原因
レーザー照射によって、毛だけでなく肌自体にも熱が加わり炎症が及びます。
その程度は肌の色など、肌の状態にも影響されます。
レーザー照射後の肌にさらに熱がこもると、炎症が長引くリスクがあります。
対処法
炎症を長引かせないため、施術当日は長時間の入浴や運動、飲酒などの血行がよくなる行為を控えてください。
炎症が続く場合は、クリニックにご相談ください。
お肌の状態に合わせて、お薬を処方する場合がございます。
やけど
症状
レーザーの熱による強いダメージによって、肌に赤みや腫れ、痛み、水ぶくれを生じることがあります。そのままにしておくと、症状が悪化することや、色素沈着や色素脱失になるリスクもあります。
原因
照射時の肌状態とレーザーの出力が合っていない場合や、日焼けした肌や乾燥した肌に照射する場合、やけどになるリスクがあります。
対処法
やけどには専門的な治療が必要です。
まずは、やけどした部位を冷やすことで、症状を抑えることができます。
やけどの疑いがあれば、速やかにクリニックにご相談ください。
毛嚢炎(もうのうえん)
症状
毛嚢炎の見た目はニキビに似ています。
赤くなったり、かゆみが伴ったりする可能性があります。
原因
毛嚢炎は、レーザーの熱によって肌のバリア機能が低下し、肌に存在する菌のバランスが崩れるため、感染、炎症を生じます。
予防法・対処法
毛嚢炎はダメージを受けた肌に発症しやすいため、施術前や施術後はなるべく肌を清潔に保ち、守り、傷つけないようにしましょう。
具体的な予防策としては
・脱毛の前後は特に保湿をする
・施術後は剃毛を控える
・剃毛の際は清潔な電気シェーバーを使用する
などが挙げられます。
毛嚢炎が出来てしまった場合は、抗菌薬などを処方致します。
硬毛化・増毛化
症状
硬毛化は、脱毛後に残った毛が、周りの毛に比べ硬く太い毛に変わってしまう現象。
増毛化は、脱毛後に、かえって毛の本数が増えてしまう現象。
上腕や肩、うなじ・背中といった、色素が薄い産毛が密集している部位が、硬毛化・増毛化しやすいとされています。
原因
硬毛化と増毛化の原因は解明されていません。
対処法
硬毛化・増毛化が起きた箇所に再度レーザーを照射をすると、硬毛化・増毛化を悪化させるリスクがあります。硬毛化・増毛化が起きた箇所には、レーザーの照射をしないことをお
すすめします。
Q&A
Q:治療頻度はどのくらいですか?
A:ヒゲなどのように毛周期が早い場所の施術に関しては、2週間程度の間隔
をけて、施術を行います。
毛の周期が遅い場所の施術に関しては、一か月以上の間隔をあけて施術を
行います。
Q:施術中はどのくらいの痛みがありますか?
A:個人差がありますが、輪ゴムで軽く弾かれた程度に感じる場合が多いです。
Q:施術当日のメイクや入浴はできますか?
A:メイクは施術直後から、入浴は施術当日から可能です。
赤みやひりつきがある方は、メイクや施術当日の長時間の入浴は避けていた
だいております。
〈ご注意〉
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未成年の方は、原則として保護者様の同伴が必要です。